退職

母の看病のため、週一回の休みのたびに大阪に帰っていました。
仕事はサービス業のため、お盆休みは社員が交代でとります。

しかし、8月のお盆明け私が急に長期休んだため他の社員や社長は休みを
取っていませんでした。

迷惑をかけたので、これから頑張りますという私の言葉はそんな
皆に逆効果だったようで、その後社長のパワハラが始まりました。

仕事の休みの日は大阪まで帰り、実際体を休めることはできず
社長によるパワハラのため、私の健康状態、精神状態にかなり
支障をきたし始めていました。

そんなこともあり、ミスを犯したりすることもありました。
追い討ちをかけるように社長の理不尽なパワハラやノルマを
課せられていきました。



８月は役職もはずされ給料も下げられました。
今思うと社長の娘婿が会社に入ってくることが決まった時点から
私に対する風当たりが強くなっていました。

身内を守るため、私が邪魔になったのかも分りません。

昨年には、一生この田舎で暮らす決心をしローンで家を買った
ばかりです。なので、どんなことがあってもこの会社で勤め
上げようと思っていました。

わたしが家を買ったのも気にくわなかったようでした。

９月からパワハラによる鬱で心療内科に通いました。
薬のせいで私の体調もよくなかった。
そのせいで、頭の回転も鈍っていたのは確かです。


11月4日仕事が終わり帰宅中に社長から電話が入り、怒鳴られました。
次の日は、社員全員で研修旅行の予定だったんですが、来なくていいから
仕事をしておけと言われました。


携帯を持つ手が憤りで震えました。

自宅に着いたときももうろうとしてしばらく車から
降りることができませんでした。

家に入るなり妻に会社を辞めようと思うと告げました。

その後、社長に電話をしました。
もうだめです。私にはできません。と伝えました
悔しかったですけど。

しかし、社長は話をはぐらかし電話を切りました。

すぐにかけなおしました。
社長は、そこまで思いつめているとは思わなかった。
君に課した仕事はみんなですることにするからと言いました。
そして社長は電話を切りました。

到底、時間的、物理的にも一人では不可能な仕事だったことは
分っていたはずです。

もう私の意思は決まっていたので、
そのことをはっきり分ってもらわないといけないので
すぐにまた電話して、社長の顔はもう見たくないと伝えました。


いままで、本当にお世話になり恩人だとまで思っていた社長で
娘婿が入社すると決まっていなかったときまではうまく行っていたのに。。


私は、家族と家のローン、そしてくも膜下出血で倒れた母を
背中に背負ったまま退職しました。


そして、今現在まだ休職中の身であります。


皆さんは、自分の親が倒れたときでも仕事を優先しますか？

普通はそうなのかもしれませんが、私のせいで倒れてしまった
母を見捨てることは出来ませんでした。

仕事は何とかなると思っていました。。

でもまったく後悔はしていません。


そのおかげで、母は劇的な回復を見せてきています。
だから、母には退職したことはまだ内緒にしています。



しばらく更新していませんでしたが
退職してから、記録をしばらくつけていなかったんです。


この次の記事では、その後の母のリハビリの様子を
また書き始めていこうと思います。




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